日本の秋冬は星空が綺麗に見えることから考える天体観測に関する諸要因
天体観測といえば、なんとなく秋冬なイメージ。なんでなのか気になったので調べてみた。
なお、完全に自分のわかりよい書き方になってしまってるので悪しからず、、
季節要因
秋冬は、下記の理由で星がはっきり見える * 乾燥して空気が安定している * ので、気流が少ない * ので、(空気の?)密度変化も少ない * また、空気中の妨害物も少ない * 妨害物とは * 塵 * 埃 * 水蒸気(霧・靄[もや]・霞[かすみ]) * 乾燥のため * 寒さで凝固し氷となりみえなくなる
※星の見え方の尺度をシーイングとも呼ぶ 逆に、下記の理由で日本の春はシーイングが悪い * 霞がかかっていることが多い
日本の冬
- 「寒い日」は、冬は寒気団に包まれていることが多い。
- ので、気流の乱れが少ない
- また、よく乾燥しており、空気の密度が一定
- なので、星影像のゆらぎが少ない。
- また、天球面もゆらぎが少ない。
- また、温度が低いので、空中の水蒸気は凝固した微細な氷となり見えなくなる。
- なので、曖昧に広がった薄い薄い靄のヴェールがなくなる。
- 結果、空が鮮明になる。
- 更に、星だけがよく見えるというだけでなく、星の背景の天球面も、ゆらぎがなく、鮮明に冴え冴えを見える。
位置要因
下記の理由のため、夏の星空と秋冬の星空はそれぞれ独特の美しさを持っている
- 日本が北半球に位置している
- ので、冬と夏の夜の長さが違う
- つまり、冬と夏では深夜の闇の濃さが違う
- そのため、夏と冬は同じシーイングでも星の見え方が異なることがある
- 冬は非常に暗くなる・・・闇が濃く、星が冴え冴えとしてみえる
- 夏は実は濃い群青のような色をしている・・・群青が背景の星空が確認できる
- ⇒これは、太陽の残照の影響。要するに夏は深夜でも少し明るい。
※天体観測は、夜12時から1時頃に行うのがベストらしい。